鈴木慶一さんプロデュースによるヨウジヤマモトの新作アルバム「HEM Handful Empty Mood たかが永遠」の発売を記念して、福岡を皮切りに全国5ヶ所で行われるヨウジヤマモト with SCUM RIDERSのライブツアー。 その初日の公演を前に、福岡のレコード店で山本耀司さんと鈴木慶一さんの トークイベントとサイン会が催されました。 今回のアルバムやライブツアーの話はもちろん、普段は別々の世界を生きているお二人がこういった形でコラボレーションすることになったきっかけやその面白さ、苦労、そして今後の活動に至るまで、お二人の口からじかに聞くことができた貴重な一時でした。 |
〜出合いとその時のお互いの印象は〜 高橋幸宏さんを介して、まずはプライベートなつきあいから始まったお二人。そのうちに耀司さんの音楽活動に慶一さんが関わるようになる。初めて会ったときの印象は、耀司さんの方は「70年代から80年代にかけて音楽を聴いてなかったんだよ。だからその時代にちょうど活躍していたムーンライダーズっていうバンドは実はちゃんと聴いたことがなくて」慶一さんは「(耀司さんの)洋服は持ってたけど、あんまり本人は見かけないからどんな人だとかわからなくて、でもすごく有名な人だからかなり緊張しましたね」とのこと。 〜今回のアルバムについて〜 〜デザイナーヨウジヤマモト〜 |
〜ライブについて〜 すべてはステージに出てみないとわからないという耀司さんと対照的に、慶一さんはかなりの緊張感を抱いている様子。その訳は「だって俺、ギター弾かなきゃならないんだよ(笑)ライダーズのときは良明っていうギター名人がいるからいいけど」とのこと。今回はあくまでも耀司さんのバックとしてのSCUM RIDRES(岡田さん、良明さんを除いた4人で構成)だが、慶一さん曰く「ちょっと(内容を)ばらしちゃうと、普段自分が歌ってる曲もやるんだけど、そのバッキングっていうのはすごく新鮮だった」というから、大いに楽しみだ。 |
〜今後のお二人は〜 「あの(デザイナーの)山本耀司がなぜ、というクエスチョンマークがみんなから消えてしまうくらい(音楽を)やり続けたい」(耀司さん)「この場で初めて言ってしまうけど、これはこの先もずっとやっていきたい。たとえ耀司さんが日本にいなくてもできると思う」(慶一さん) |