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■ムーンライダーズ ディスコグラフィー
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#COMPACTRON58

 

ヘンリーの憂鬱

西村哲也
Tetsuya Nishimura

(2000)

Original Release 2000.01.25

Disc Number (CD) compactron-58

Manufacturer METROTRON

 

 

  1. 何でもいい
     作詞・作曲:西村哲也
  2. ミスター・シールの密かな夜 (Mr.Seal's Frobidden Nights)
     作詞・作曲:西村哲也
  3. スノーバード (Snowbird)
     作詞・作曲:西村哲也
  4. ジェルソミーナ (Gelsomina)
     作詞・作曲:西村哲也
  5. 幸せな人生
     作詞・作曲:西村哲也
  6. ジェロニモ太郎 (Geronimo Taro)
     作詞・作曲:西村哲也
  7. 夢のランデブー・ドッグ (I'm A Rendezvous Dog In My Dream)
     作詞・作曲:西村哲也
  8. 悩みの種
     作詞・作曲:西村哲也
  9. エモーショナル・スリーピング (Emotional Sleeping)
     作詞・作曲:西村哲也
  10. さび付いた道具箱
     作詞・作曲:西村哲也
  11. 牛の群になって走る
     作詞・作曲:西村哲也
  12. 祈りの歌 (Prayer's Song)
     作詞・作曲:西村哲也
  13. The Will
     作詞・作曲:西村哲也
  14. Oh! Babe
     作詞・作曲:西村哲也

Produced by 鈴木博文

 

西村哲也(ex.grandfathers) 1st album
guest musician: 青山陽一,大田譲(カーネーション),DARIE


Produced by 鈴木博文
All Songs written by 西村哲也
Mixed by 鈴木博文 & 西村哲也
mixed at wangan studio
Recorded by 鈴木博文,西村哲也 & 夏秋文尚
Recorded at wangan studio, subterranean studio & heron kitchenette studio
mastered by 小島康太郎 at memory-tech mastering

DATA

 

Original Release

●2000.01.25 (CD) compactron-58 METROTRON

「ヘンリーの憂鬱」全曲解説●西村哲也

1. 何でもいい

 英国的フォーキー・ロックを目指して作曲していたら,何処かの誰かの歌にそっくりだったので,アレンジでハードロックにした。そしたら別の何処かのバンドみたいになってしまった。いろいろ悩むのは馬鹿馬鹿しい。と思う。でもそうしないと曲が作れないよう・・・
なんでもいいや,と捨て鉢な気持ちな言葉の羅列だが,その作曲の経過も,このようにいい加減なものだった。そんな訳で,自然に身を任す,このわたしの気もちが,この歌(なんですか。そりゃ?)。

2. ミスター・シールの密かな夜

 このような反復音楽には20歳くらいから,すんごく興味があって(しかも即席で作れるので)得意。スティーブ・ライヒや伊福部昭先生,ブライアン・イーノさんの影響なしにはこのスタイルの習得は無論ありえなかった。この単純で,でも強度にインプレッシブなフレーズは即興で弾き,1時間ほどで録音まで終わらせた(但し,生ピアノは数ヶ月のちに湾岸スタジオで自ら弾き直したのでありますが)。時間をかけないで作る曲も良いものだ。何故ならその方が心に近い音楽だからだ。なんてね。

3. スノーバード

 これはあるインディアン女性の名前。しかし歌詞は,特にそれにこだわった訳でなく,思いつき。いつもの如く。愛の歌かもしれないが,そりゃ,そうでないかもしれない。メランコリーで後ろ向きな内容でも,意外と力強い。泣かせるメロディーは歌いにくいが慣れると歌える(何じゃそりゃ?)。ないしょだけどブリルビルディング系を意識した。

4. ジェルソミーナ

 ご存知,映画”道”の主人公。映画の内容をそのまま記述しただけで歌が成立するのか?という意見もあるが,これもありだ,とわたしは考える。とてもシンプルなメロディだし,しっかりと歌らしい歌だ。珍しくね。誰でも歌える歌。歌ってください。ところで,作ったのは92年くらいなのでけっこう古い歌なんです,これ。

5. 幸せな人生

 わしは根本的にロック的人間なんでね,まずリズムががっくんがっくんくる男らしい英国ブルース・ロックが好きです。そういう自分のルーツ的曲を作りたくて作ったです。歌詞はあとから無理やりつけた。しかし,何故か自然にフィットしたのは不思議だが本当だ。

6. ジェロニモ太郎

 ところで,わしはギタリストである。友人からせっかくギタリストなんだから,ギンギンに弾きまくっている曲でもつくってよ,といわれ,はっとする。この当たり前の発想が欠落していた。ほんまやねぇ・・と思ったら,そのフレーズも瞬時にして出来た。こんなハードロック・ベンチャーズの出来上がり,のいきさつ。

7. 夢のランデブー・ドッグ

 カントリーロックの憧れ,も尋常ではない,このわしだ。世の流行りでもあるけど。まあいいやんか。でもメロディ&アレンジは凝ってみたかった。意外と変な転調や,粋なコード進行があったりしている,と自分では思っている。だいたい夜見る夢を題材にするなんざ,フロイト先生に100年はやいと言われるかも。でも夢の歌なんですよ,あっさり。

8. 悩みの種

 これも,幸せな人生と同じような発想から出来た。あっちはFREEだが,こっちはAllman Bros.(あっ,言っちゃった)です。でも歌パートはキャロル・キング(あ~あ~)なんです。でも気が付いた人いるかな?そんな風に自分の感じ取り方は人とは違うのだ,という信念から,あからさまに(でも,ちょっとひねったり,隠したりしながら)洋楽の物真似するわしです。
 歌詞は,何でもいいと似てますな・・・スタイルや韻が。

9. エモーショナル・スリーピング

 エセ・ジャズ(かな?ラウンジ?)・・・自宅録音です。フレージングが気に入らず数ヶ月も録り直しして作った。自分でも嫌になるほどに何回も何回も再録音。エレベーター・ミュージック的なスタイルにも興味があるので,ちょっと挑戦した。

10. さび付いた道具箱

 かってのバンドGFの仲間の参加で,そのスタイルを再現したかった。同窓会みたいにね。この狙いは見事に成功したとおもう。3声のコーラスは,自分で言うのもなんだがかなり泣かせるなぁ。歌詞もこんな感じをイメージして後から付け足したものなのだ。

11. 牛の群になって走る

 これも,92年頃の古い歌。一人で作り出した頃の,つたない歌なのだがね,何故か急に思い出しアルバムに入れる事にした。久しぶりに見返しても歌詞が恥ずかしくなかったというのも選曲の一因です。ライブで演奏しやすい曲。

12. 祈りの歌

 これも,いっぱいの人がいないと出来ないので旧友に参加してもらう。出だしのフレーズは,実はアメリカのシャーラタンズというグループの変な歌を聴いて,おお,わしも変なフレーズから始まる曲を書こうと思ったので,こんなんになりました。でも結果は東洋的フレーバー・・・何故?
 ここまでがアルバム・・・あとの2曲は。実はボーナス・トラックです。

13. The Will

 自宅録音・・・自主制作で売っていた音源。インストならすぐ出来ちゃうんだよな・・割と気に入ってるのでおまけでつけたんです。ロック・シンフォニー・・・だと思われると良いな。

14. Oh! Babe

 同上。我が子が生まれる数ヶ月前に,親子の歌を書くなら今しかない,と思い作る。子供がいる人でもそうでなくてもみんな心は一緒だ。親子の愛は不変だ。ね