MRWS Special Interview #2
[ Top || Moonlight gardens || Archives > Special Interview || Information || Links || Credits ]


鈴木慶一インタビュー 第2弾
1997年8月17日 渋谷区富ヶ谷にて



お忙しそうですね。最近、なんかばたばたと。昨日でしたっけ、高野さんのライブにも出てらして。

いや、そうでもないですよ。
6月はずっと芝居やってたから。それ以外は何もしてない。 いまだに三茶歩いたりするとなんかビクビクするもん(笑)

あの時の思い出が...。

うん、もどんなきゃ、とかね。

結局あれは大きなミスもなく?

ないない。一回もない。

素晴らしいですね、台詞忘れもなく?

ない!
あれでいちばん怖かったのは、シャッターの音がきっかけになってたりするから。あれが「ガチャッ」て巻かないと鳴らないわけだよ。それが一番怖かったけど一回も(失敗は)なかったね。稽古のときは連発してたから。巻いてんだけど巻き切れてなくていわなくてしょうがなくて、自分で「カチャッ」ていったりして。(笑)
フィルム入れたりしてたんだけど、フィルム入れると全然また重さが変わっちゃうのね。で、重くなっちゃて時間くっちゃうんだよ。あと、フィルムがおわっちゃったときが怖いんだよ。全然動かなくなっちゃうから。いつ終わるか。

滝口さんていう役でしたよね。カメラをずっとぶら下げていて、ポイントになるところでシャッターをおろすっていう。

そうすっと場面変わったり、暗転になったりするんだよね。
暗転ってほんとに怖いんですよ。なんにも見えないから。なんにも見えないところで、こうひっこんだりしなくちゃいけないから。
暗転で高いところから降りていかなくちゃいけないときなんか、怖いよねぇ。

そのほかにもいろいろ... ゲームも出ましたね。「風のリグレット」の評判はいかがですか?

あぁ、周りでやった奴はねぇ、自分の性格を試されてるみたいだっていうねぇ。ハッピー・エンディングに行けないと、ついもう一回って。

ご自身でもやられました?

やりましたよ、一発でハッピー・エンディングだったけど。知ってるからね、ハナシ。
女の人はね、理想の男性像を、私はこういう人が好きだなっていう選択をしていくね。その分岐のところでね。女の方を追っていくのか、やっぱりやめるのかとかさ。

分岐があってどっちに行くのかでそれぞれのエンディングが用意されているマルチ・エンディングのゲームなんですね。はまった人は一通り全てのエンディングを見るまではやめられないですね。

5つ以上あるんじゃないかな? 非常に集中力がいるゲームだよ。耳しかないからね。
ただ、便利なのはねっころがってもできるし、聞こえてさえすりゃいいんだからね。

普通のCDウォークマンみたいなのでできるといいですよね。電車の中でできる。

サターン持って(笑)