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ホームページ開設にあたって〜鈴木慶一インタビュー〜
1996年5月9日 渋谷区富ヶ谷にて





慶一氏からのメッセージ
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慶一さんは、インターネットお使いになることは?

家ではめったにやらない。うちにモデムはないよ。今はここ(オア)か、あそ こ(ムーンライダーズオフィス)でやってるね。あんまり頻繁にやってるわけ ではないね。


でも、確か結構早い時期からやってるという噂は伺ってたんですが…。

93年頃の雑誌の取材で、通信でデータをやりとりしてるって、嘘ついたことあ るんだよね(笑) それで、そういうことになっちゃった。

ある時うちの弟のところに、同じ記者がいって取材したときに 「モデム、ないですね。」ていわれた。
「通信でやりとりしるって言う話しだったんですけど」
「いや、実はまだやってないんだ、それは」みたいな話しになって。
「フロッピーでのやりとりはしてるよ」ってごまかした。(笑)

岡田は、やってたよ。それから、十年前ぐらいにサックスの矢口くんがやろう として、計算したら時間と金がかかるんでやめた、ということがあった。世界 中からいろんなリズムのパターンを募集してね。

結局十年前から、そういう発想自体はあるんだよね。発想だけはさきにあっ て、具現化したのは最近だよね。80年代はそういうことがあったし、やろうと 思えばやれたが、非常に手間ひまかかるとか、高価であるとか。そういったよ うなことからやらなかった。


最近NIFTYなんかでは、ムーンライダーズの話題をよく見かけますけど、あ あいう形でネットワーク上でご自分のことについて語られることについて、語ら れるのをご覧になるときって、どういう心境なんでしょう?

NIFTYは、よく見てるよ。ついさっきまで見てた。
名文みたいなのがあるよね。たとえばさ、「ムーンライダーズの夜」ってアルバ ムをつくってさ、リリースして、それが完全にこちらの思ってた通りに伝わった っていうような、名文があったりするんだよ。

例えば、ライブをやって、そのライブのことが書いてあったりするんだけど。 そういう名文に触れると、結構感動したりするんだよね。「あ、これは、この 人、伝わってるよな」と。

だから、いろんなところに、ステージにしろ、アルバムにしろ、実はいろんな ところに細工が施されてたりする訳なんだけど。それに見事にひっかかってく れて、解読してくれるというかな。こういうところが一番印象に残るよね。