そうです。『クローバー』なんですが、今回は日本で5曲、そしてスウェーデンで5曲録ってきました。スウェーデン、えっと日本が11月の終わりにレコーディングをして、日本分をやって、そのあと12月のあたまから。去年ですね。慶一さんとディレクター氏と、もうそれも少数でスウェーデンまで行ってきたんですけれども、結構楽しかったですよね。 (慶一氏 以下同じ)「そうね。寒かったけども。」 冬はね、陽も日照時間が短い。 「5時間くらいじゃないかな、ありゃぁ。」 そうですよね(笑)。9時ぐらいに、あぁやっと明るくなったと思ったら、もう2時には夕方? それで、もう4時は真っ暗で。 「で、暗くなるとビール飲んでいいんじゃないか、って気になってくるよね。」(笑) そうですよね。レコーディングやってて、私はずっと中で歌ってんですけど、(私は)トーレ・ヨハンソンさんにプロデュースをしていただいていて、トーレさんと私がこう向き合ってやってんですよね。その又また後ろのほうにディレクターと慶一さんが楽しそうにビール飲んで。見てたときにはなんかほっとするものがあるというか(笑)、緊張感がなくなる。(笑) 「ほっとさせようとして飲んでたんですよ。」 そうですよね。笑かしてくれましたよね。 「ただ十日間くらい行ったんだっけ。晴れた日は1日しかなかったね。」 そうなんです。それで晴れた日もなんかわたしはレコーディングだったんですけど、慶一さんと外出て。 「ビデオ見ると僕しか映ってないんだ。」 すんごいなんかスウェーデンの町を楽しそうに走りまくってる慶一さんが映ってて。帰ってきてみたら。あはは。 「なぜだろうってね」 あの日に唯一陽が出たから、もったいないから外に出なきゃ、つって代表して出てくれたんですよね。 「うん、そうそう。私が代表して遊んできました。」(笑) すごくほんわかした感じの、すんごく素朴な人たちばっかりいて、とっても良かったですよね。 「ただあの、買うもんがないね。」(笑) まぁ、そうですよね。 「買うもの、あの何ていうの? 消費欲を満足させてくれるもんがあんまり見当たらず、結局ヴィヨルン・ボルグの下着とか(笑)。となりに行くとあるんですよ。デンマークに行くと。」 そう、デンマークまでフェリーで30分、いや45分か。で行けるんですね。だから買い物とかはデンマークまで行って、それで買い物をしてたんだけど、デンマーク行くといろいろちょっとなんか、街って感じのところがあって。マルメ自体は、(私たちが)行ってたのはマルメってところなんだけど。 「うん、ストックホルムに行ってないわけだから、首都には行ってないんだよね。」 行ってないんですよ。だからスウェーデン、あすこしか知らないから。 「スウェーデン、全然語れない。」 語れなんて無理よ。みたいな(笑) 「問題はお金だね。スウェーデン・クローネとデンマーク・クローネを両方持ってて、これはかなり混乱するんだ。これが。ほんのちょっとの差なんだけどね。」 そうですね。 「そう。そうそうそうそう。」 (つづく) |