#32DH5193
Koishiteruto/Minayo 恋してると、いいね
-the Heart of Love-

渡辺美奈代
Minayo Watanabe

(1989)

Original Release 1989.02.10
Disc Number 32DH5193
Manufacturer CBS/SONY
01

抱いてあげる -Remix Love Version-

 作詞:滋田美佳世 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一
02 月のダンス
 作詞:文園千津子 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
03

ウソよ!

 作詞:透野香 作曲:鈴木さえ子・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
04 ブルー・ダンガリー・シャツ
 作詞:滋田美佳世 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
05 Teftef Song
 作詞:覚和歌子 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
06

ラストダンスはあなたに -Remix Rock Version-

 作詞:蓮田ひろか 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一
07 恋なんて
 作曲:覚和歌子 編曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
08 St.Valentin's Night
 作詞:滋田美佳世 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
09 Tururu -Remix Ring the Bell Version-
 作詞:滋田美佳世 作曲:渚十吾 編曲:鈴木慶一
10 GO! GO! GO!
 作詞:滋田美佳世 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
11 いいじゃない -Remix Farewell Version-
 作詞:滋田美佳世 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木さえ子
12 抱いてあげる -Acoustic Moonriver Version-
 作詞:滋田美佳世 作曲:鈴木慶一・渚十吾 編曲:鈴木慶一・渚十吾
 前作に引き続き鈴木慶一(&黒田日出良)プロデュースによる5th.アルバム。アソシエート・プロデューサーとして、渚十吾となっています。

 前作と、ほぼ同じソングライターとミュージシャンによる充実作。シングルとして、「抱いてあげる」(88,8)と、「いいじゃない」(88、11) がリリースされていました。「いいじゃない」のB面だった「ラストダンスはあなたに」までは、蓮田ひろかのペンネームが使われてますが、アルバム中の曲では覚和歌子のペンネームが使われている、という作詞家細田博子の節目のアルバムでもあります。(最近は沢田研二のレギュラー作詞家です。このアルバムのSPECIAL THANKSでは、細田博子になっています) 音作りは、前作の延長線上にありますが、12弦ギター、マンドリン、ブズーキなどの複弦楽器が大半の曲で使われ、効果的です。スライド・ギター、スパニッシュ。ギター、バンジョーなども曲によって使われ、打ち込み部分も含め、音色について、かなり練った上で作られたであろうアルバム。

 「フライト・レコーダー」によると、さんざん凝って前作「MY BOY」を作った後に、渡辺美奈代のコンサート(ビデオ、LD「ZENBU MINAYO」として出てます)を見に行って、そこでの客を見て、「俺たちは、何てマニアックにレコード作ってたんだろう。こんな奴らのために」と思い、ますますやる気を出してマニアックに作ったアルバムということです。

 もちろん、ここでの主役は、渡辺美奈代です。歌唱力がそれほどあるわけではありませんが、歌唱力というのは、アイドル・ポップスの場合、プラスにもマイナスにも作用するわけで、それよりも大事なのは、声質です。重くなく、エキセントリックでもない渡辺美奈代というシンガーがいたからこそできたアルバムです。
「志村けんのだいじょうぶだぁ」や、「新婚さん、いらっしゃい」を経て、一児の母になっても、テレビで彼女の姿は見れますが、ライダーズ・ファンだけでも、傑作ポップスアルバムを作った歌手としての彼女も覚えていてほしいものです。 2枚のシングルのAB面4曲は、すべて別ヴァージョンあるいは別ミックスで収録されています。

text: 古澤清人 Kiyohito Furusawa

Produced by KEIICHI SUZUKI/HIDEYOSHI KURODA

Original Release
●1989.02.10 (CD) 32DH5193 CBS/SONY
Re-issue

Last Modified
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Original Release

Disc Number

Manufacturer
CBS/SONY